株式会社シナノ精機-新潟県長岡市

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方言と誤解

方言と誤解

雪のほとんど無かった冬が過ぎ、長岡はそのまま春に突入しました。ここ数日寒の戻りがありましたが桜の開花ももうすぐです。

春は卒業シーズン。駅では上京する方々を見かけます。長岡弁で郷里を離れた人や、他の土地から来た人のことを旅の人と言うそうです。もっとも、こんな優雅な言葉を使うのは、もうお年寄りだけのようです。人口も減少しているし、送り出す方としては旅の人となった家族に、いつかは帰ってきてほしいところです。

長岡駅には「おかえりなさい こっちはいいろ そろっと帰ってこいて」というポスターが貼ってあります。上京した人にUターンを促すためのものです。

しかし旅の人の私は、これを遠慮しないで一家そろって長岡に遊びに来いや、という意味だと思っていました。夏休みに皆で帰省してお爺さんやおばあさんと両親と子供そろって、冷やしたスイカを食べる風景を思い浮かべましたが、そろっとは、そろそろという意味と後で聞きました。誤解であっても温かい気持ちになるのは、やはりいいコピーです。

しかし、もしかしたら今まで「ソロっとやってください。」と催促されていたのに、「ちょろっとやってください」だと思ってなめていたかもしれません。言い方や言う人によると思いますが。

美味しいをうんめえというのも長岡の方言だそうです。耳で聞く分にはうんめえなんて恐らく方言とすら思いませんが、字面からは「運命」と思ってしまいます。

長岡に「うんめぇろう」という納豆があります。美味いでしょうという意味ですが、私はこれを「運命楼」というメーカーのハイエンドの納豆だと思いました。

運命楼

よく見ればどこにもウンメイとは書いていませんが、旅の人は「越後長岡産大豆100%」に目を奪われ、高級品と考えて勝手にメーカー名を想像したのでした。実際の値段は良心的です。

うんめぇろうは豆の味がする大変美味しい納豆なので、ぜひ皆さんにも食べて頂きたい。障害者施設で作られています。

誤解と言うのはコンテクストが大きく作用するようです。