長岡もようやくお花見シーズンとなりました。

シナノ精機の中庭の桜、シジュウカラも来ました

さて、地方では気軽に大自然に親しめますが、自然に親しまない大人向けの意外な楽しみもあります。本日は2つご紹介したいと思います。

新潟に限らず地方で享受できる恩恵は、人の少なさによる競争率の低さと移動のハードルが低いことでしょう。大都市圏に比べると道も観光地も空いています。道や電車が空いているので移動時間が短く、移動のハードルも下がります。

まず隣県への小旅行です。新潟県内も面白い場所はたくさんありますが、隣県には車で2時間程度で到着します。隣県には新潟とは違う風が吹いており、新しい発見があります。行政区と言うのは単に線を引いたわけではなく、歴史にも風土にも積み上げられた違いがあり、当然ながら食べ物にも違いがあります。

例えばその1、富山県。長岡から車で2時間程度でそこは蜃気楼の見える白えびワールド。もちろん蜃気楼はめったに見られませんが、個人的には隣県の中では富山県が一番新潟と似ていない場所という感じがします。

その2、福島県。長岡とは歴史的につながりが深く、会津であれば長岡から車で2時間程度です。鶴ヶ城、白虎隊、野口英世。戊辰戦争の歴史などちょっと勉強して行くと、興味が倍増します。街を歩けば会津塗りのお店が多く、50万石の城下町の格調を感じます。

次に競争率の低さが武器になる楽しみです。実は地方は音楽の公演などのチケットが取りやすく首都圏ではチケットが取り難いアーティストの全国ツアーライブやクラシックのコンサート、人気芸人の単独公演などに行くことができます。新潟だけでなく隣県で行われる公演や舞台は日帰りできないこともありません。首都圏では隣県だってチケット争奪戦は厳しいのです。また、新潟には他県から人がわざわざ来るような音楽フェスもあります。

お笑いは東京では見られない事務所の違う人気芸人を集めたどさ回り公演があります。落語家が来てくれることも多く、私は長岡市立劇場で春風亭昇太師匠の落語を最前列で見たことがあります。

好奇心を持ってアンテナさえ張っていれば、どこでも楽しみは見つけられるというお話でした。

次回は打って変わって大自然にずぶずぶに親しむ楽しみについてご紹介したいと思います。