2月に入り、猛威を振るった寒波もやわらぎ、普通の冬になりました。
通常長岡では雪が降っても気温があまり下がらず、消雪パイプの水と、除雪車による除雪でしのぐことができます。しかし先月の寒波による路面の凍結は、交通や生活に大きく影響しました。
道の両側は除雪により雪が高く積みあがっています。このどこかに目的とする場所の入口があるはずですがぎりぎり近づくまでわかりません。天気が悪く光が弱いのも原因の一つでしょう。入り口も大抵は狭く入りにくいことが多いです。目的地になかなかたどり着くことができません。
曲がり角も、信号が無ければどこかわかりません。
結果、目的の場所に行けなかったり、道を間違えたり、知らないお宅の駐車場に入ってしまったりします。だんだん自分がどこにいるかわからなくなります。不法侵入しても大抵は笑って許してくれますが、どうしたらいいかわからず呆然としていたら警察を呼ばれそうになりました。優しい人ばかりではありません。目的の場所を通り過ぎてしまっても戻るのは諦めがちです。知らない所に行かないという手もありますが、雪で風景が変わると知っている場所でも迷ってしまいます。
雪で路面の右左折の矢印、車線、一時停止等が見えません。道の脇に積まれた雪で右左折直進が1車線となり、場合によってはカオスです。
一時停止すべきかどうかも、知らなければわかりません。ナビが教えてくれることもありますが完ぺきではないし、相手が優先順位を知らずに突っ込んでくる可能性もあります。あやしいときは止まるのが一番です。
駐車場から道路に出る場合、雪の壁で車が来ているのが見えません。非常に怖い。これは夜だとライトでわかるので、夜の方がこの点は楽です。
路面が凍結してガタガタになっていたら、祈るしかありません。滑って反対側の車線に飛び出さないか、いつも恐怖を感じています。特に反対車線に大型車が来るとブレーキを踏みそうになりますが、それが一番危ないです。
スタックで立ち往生したら、衆目にさらされ交通の障害になりながら掘るか、JAFを待つしかありません。
これは寒波が来た朝です。右の車がフェニックス大橋の交差点でスタックし立ち往生しています。この日はあちこちで車がスタックし、渋滞で出社が1時間遅れました。(いつもより1時間以上早く出たのに)
歩道は除雪した雪で埋まるので歩けません。車道を歩くしかないため、車道の歩行者に細心の注意が必要です。自分が歩行者の場合、後ろから来る車を確認しながら歩かなければ危険です。運送会社のプロドライバーは減速し歩行者をよけてくれますが、一般の車は気にせず水たまりの水をはねていくことが多いです。そういえば、先月新潟市で車道を歩いていた女性が轢かれたというニュースを見ました。
ホワイトアウトで進行方向がわからないことがあります。建物の少ない場所だと、地面も横も空も白く、見えるのは電信柱と電線だけです。
先週は路肩の雪に乗り上げて右車線に飛び出した車に、危うくぶつけられそうになりました。左の車線を走る車の車間の取り方やスピードが不安全だなと思ったら、まんまと私の車の前に飛び出しました。(減速で難を逃れた)こういうヤバい車認定の感は鋭くなりました。
冬道の安全運転5則というのがあります。
・スピードは、夏場より10キロ以上減速する
・車間距離は、路面乾燥時の2倍以上とする
・急加速、急ブレーキ、急ハンドル等の急激な操作をさける
・視界不良時は、前方をよく見て早めに徐行する
・危険がいっぱい。追い越しはしない
まだ冬は続くので、5則を肝に銘じ安全運転に努めたいと思います。