先月は暖かくて降雪はあまりなかったのに、3月に入り寒い日が続き、雪が降っては消えを繰り返していました。
これは3月22日、朝の大手大橋。2月のような風景です。
しかし夕方になると、道路上の雪は無くなりました。
そして今日は快晴、ここに写っていた木は枝を落とされ、こんな姿に。
さて、突然ですが新潟県に国宝が1つありますが、何でしょうか。
答えは「火焔型土器」、約5000年前の縄文時代の土器で、十日町博物館に展示されています。
長岡にも馬高遺跡を始め多くの縄文遺跡があり、出土した火焔型土器が新潟県立歴史博物館、長岡市立科学博物館などに展示されています。教科書でしか見たことの無かった5000年前の土器を見ることができるのです。また長岡市内にはたくさんの土器のモニュメントがあり、これを見つけると得をした気分になります。
縄文遺跡は新潟県内の信濃川中流域(長岡周辺)から上流域に点在します。新潟県は8千年前から豪雪地帯だったそうです。降り積もった雪は湧き水となり、人々が湧き水の近くに集まりました。
しかし現在でも大雪が降ると生活が立ち行かなくなるのに、5000年前の縄文人はどのように冬を過ごしたのか、春になって咲き始める花をどのような気持ちで見たのか。春になると思います。
レジャーの春、博物館を巡って太古の世界の人々の生活に思いを馳せる旅もまた一興です。